毎年新版発売時には数ヶ月にわたって入手困難な状況が続き、前版のIELTS13でさえまだ品薄が続いているのでIELTS対策をこれから行う人にとっては早めの購入が不可欠。まだIELTSの受験をしていない人、あるいは対策を始めたばかりの人に、後で後悔しないためになるべく早くWriting対策に着手することをおすすめします。いざIELTSの対策を始めようと思っても、何から始めていいのかわからない方も多いのではないでしょうか。その結果、一番対策方法のわかりやすいReadingやListening対策にプライオリティーを置く方が非常に多いように思います。もちろん間違ってはいないのですが、当ブログではWriting対策に早いうちに着手することをおすすめしています。その理由をご紹介します。IELTSのWritingは、ネイティブが書いても高得点が出にくいと言われています。そのため日本人の我々が高得点を出すことは難儀であり、6.0の壁を越えさえすれば及第点と言えるかもしれません。同じバンド0.5でもReadingの0.5とWritingの0.5ではその重みが異なります。相対的に時間がかかるWriting対策だからこそ、早めの着手が必要です。こちらの関連記事をお読みになっていただけるとわかると思いますが、約半年間真剣に勉強した結果のスコアを見ても、やはりReadingやListeningと比較するとWritingやSpeakingの上がり幅は小さいのです。もちろん決して対策に手を抜いた事はなく、むしろWritingに関しては毎日のように添削を受けてましたがそれでもやはりこの結果。やはりアウトプットセクションのスコアアップには時間がかかります。ReadingやListeningではよほどのことがない限り、自分のスコアが乱高下することはほとんどありません。もちろん○か×の客観試験であるということもあるかもしれませんが、真の実力±0.5に収まることが大半で、ある程度受験を重ねると自分のスコアの予測ができるようになってきます。次にあげるテーマということも関係しますが、アイデアが浮かばないなんていうことがあるかもしれませんし、要求されるエッセイの書き方や形式が違ったり、要求される単語数を短い時間に書き上げなければならない等、大きくスコアを変動させてしまう要因が詰まっています。そのためスコアの変動が大きく出やすい傾向があり、いくら勉強を進めてもなかなか右肩上がりにスコアが上がるというのは期待できません。ですので、Writing対策が遅れると、本番の焦りにもつながり精神衛生上もよくありません。Writingのテーマ、特にTask2で与えられる課題はなかなか読みが効きません。一度でもにたような事を書いたことがあるテーマだとアイデアも浮かびすぐ書けるかもしれませんが、大抵は初見になります。すると論筋立った強いエッセイを書くためにはそれなりにいい例やアイデア、根拠を見つけて書かなければならないので、書き始める前の段階で時間がかかる傾向があります。また、Writingではそのテーマに沿った専門用語やふさわしいワードチョイスが要求されるため、幅広い語彙力も要求されます。例えば教育についての単語はたくさん知っているけど、犯罪者の更生に関する単語は知らない、なんていう場合、偶然教育がテーマの出題があれば書きやすいですが、後者がテーマだとそのWritingテストで高得点を出すことは期待できなくなってしまいます。よって多くの例題や過去問、予想問題を見て、どんな問題でもすぐにいいエッセイを書くためのトレーニングが必要です。インプットセクションは日常的な対策がしやすいです。Readingは本やテキストを読めば勉強になります。Listeningは、リスニング教材やBBCラジオ等を聞けば多かれ少なかれ勉強になります。ですが、日常的にアカデミックライティングをしている人はいますか?英語でディスカッションする機会はありますか?アウトプットセクションは取り組みがしずらいので、対策を同じ時期に開始したとしても、必ずインプットセクションと比較して学習時間が足りなくなります。一般的に言われる事ですが、意識せずに英語の勉強をした場合、取り組む時間の比はR:L:S:W = 5:3:1:1 になる傾向があります。まずはとにかく語彙力がなければ始まりません。語彙力の強化を最優先に行いましょう。これはIELTS対策全般に役立ってきます。意外に多いのが採点基準を知らずにIELTS対策をしている受験者です。IELTSの採点は全てGrading Criteriaというものに基づいて行われるため、この採点基準を知らずして高得点を出すことはあり得ません。必ず自分の取得したいスコアで求められている基準を理解するようにしてください。採点基準についてはこちらの記事をお読みください。ですがIELTSでは、あえて時間がないという環境を作り出し、その中でもある程度のものが仕上げられるかということを見ています。決して時間をかけて完璧なエッセイを書く試験ではないのです。よってTask1の20分で150単語、Task2の40分で250単語以上のエッセイをとにかく書き上げることが何より重要で、この基準を満たせない場合はバンド5以上を取ることはほぼ不可能です。時間をかけていくらいいエッセイをかけても、制限時間内に終えられないのであればそれは実力がないということ。エッセイを書く練習をするときも、必ず時間を計る癖をつけてください。そしてもし時間を超えてしまったのであれば、その超えた時間分をどうすれば減らすことができるのかをしっかり考察してください。語彙力なのか、アイデア出しなのか、構成なのか、文字を書くスピードなのか、あるいは消しゴムで消している時間かもしれません(元エクザミナー曰く、世界的にみて訂正や間違いを律儀に綺麗に消して修正するのは日本人くらいだそうです。試験では横線で構いません。)。IELTSライティングはあくまでも「アカデミックライティング」です。日記や思ったことをただ書く場ではありません。Topic sentence→Supporting idea/Example→Conclusion or opinionというような、論理展開の形式をしっかり理解しましょう。いきなり自分で書ける必要はありませんが、早いうちにモデルエッセイ等に多数目を通して形式に慣れる必要があります。「旅行会社の調査によると、旅行客の70%がストレスの解消が出来る、と回答している。だから旅行はいい。」とするのか、自分の意見をサポートするためにどちらがいいかは言うまでもありません。前者では「あなたの個人的なことはわかるけど、一般に当てはまるの?」という疑問が出てしまうからです。自分の意見をいかに客観的に書くか、ということが求められるアカデミックエッセイ。その客観性が説得力のある強い根拠へとつながります。私の場合、1ヶ月の間、どんなに忙しくても1日に1本は書こうと決心し書き続けました。結果、とても大変だったので2ヶ月目からは週に3本を目標にしてしまいましたが、これを行った直後のIELTSの本試験で5.5→6.5まで上昇しました。IELTS Writingの試験は最も自分で勉強するのが難しいとされています。自分では文の構造や使用している単語の適正、文法などの間違いを見つけることが難しく、またそもそも何がベストなのかがわからないからです。はっきりいって、よほど才能がある人は別にしてWriting対策にお金をかけずに独学だけで高得点を取るのは不可能です。私自身、洋書を中心に対策本を購入し、IELTS対策予備校やオンラインの添削サービスも使いました。それでなんとかやっとWriting目標スコアに到達出来たのです。半年間の間にReadingは独学でバンド8.5をマークしましたが、Writingは独学では6.0~6.5が限界だと強く認識しました。予備校に通える環境であれば、予備校の力を借りるのも1つですし、無理ならオンラインの講座を取って添削をしてもらうことも手です。とにかく、自分の書いたエッセイを添削してもらうことは絶対に大事で、ただ自分の思うがままに書いていても効率のいい対策は出来ないと断言せざるを得ません。これからIELTSの対策をするという方、もしくはもう始めているけどWritingの対策が遅れているという方に何か参考になりましたら幸いです。是非早めのWriting対策に着手していただき、目標スコアまで効率のいいIELTS対策が進むことを願っています。IELTSの目標スコア達成は留学への通過点でありゴールではありません。是非海外留学への夢を勝ち取ってください!一般的なオンライン英会話とは違い、IELTS対策教材を使いながらスピーキングとライティングという日本人が苦手とするアウトプット科目のみに特化してコースが組まれています。繰り返しの反復を行いながら自分で文章を組み立てる力を鍛えられるので、実際の本試験の際に即戦力となる能力をつけることができるはずです。こちらのブログを拝見し、勉強法など参考にさせていただいて、今年の10月に私もリーディングで8.5を取ることができました!ありがとうございました!しかしやはりライティングの壁は高く6.0より高いスコアを未だに一度も取れていません。オンライン添削サービスを利用しようと考えていますが、今まで利用したサイトと評価を伺えますか?後者は提出するエッセイがフルエッセイではないので、1回1回それなりに負担も少なく、またアドバイスもいい意味でそのままパクって本番に使える、みたいなものが多かったので(講師によるのかも)金額的にも納得してました。ただ、世間一般の添削サービスとはちょっと性格がちがうので、一度無料レッスンで感覚を探った方がいいかと思います。ただ結局のところ、一番役だったのはとにかくサンプルエッセイをたくさん読んでエッセイ構造を頭に入れること、そしてあとは書いた英文の文法エラーを大学の先生などに頼んでチェックしてもらう、というものでした。というのも基本構造がわからない時期(学習開始当初、というってもスコアでは5.5−6.0)にエッセイ添削を出しても、本当にボロボロに言われて返ってくるので(特に前者のサービス)、モチベーションを根こそぎ持ってかれると言うような感じでしたし、お金ばかりが飛んでいったり、期限などが逆にプレッシャーに感じてしまってあまり効率的ではなかったように思います。設問に対して、日本語であれば理想的な構成でかける、と言うところまで行けばあとは怖いのは単語チョイスや文法エラーで、そこらへんはIELTSに限らず誰でも英語できる人であれば添削ある程度できるので、身の回りにそういう人がいたら頼るのもいいかと思います。最後になりますが、ライティングの採点基準を見ても分かる通り、Task achievementやCoherence/consistenceなど文の内容や構成がかなり点数を左右し、逆にグラマー/ボキャブラリーは1/4程度の採点割合になります。ですので、現状6.0を取れるほどの基礎英語力があるのであれば書いている内容をしっかりと見直すというのが一番の近道になるような気がします。Listening 6.5、 Speaking 5.5というスコア含めてどちらがオススメか知りたいです。このブログでもRのスコアアップを一番の目的にしているところですので、1.5もアップとはとても嬉しい限りです。
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